こんにちはFUJI CAMERAです。今回買い取りをさせて頂いたのは【zoomar】です。
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ズーマーは世界初のスチル用ズームレンズだ。1959年、ベッサマチックの発売に合わせ、フォクトレンダーが投入したレンズである。ひと目見て圧倒されるのは、その独自のズーム機構だ。ズームリングを3本の金属棒で前後させるという方式は、ズーマー独自のめずらしい構造である。スチル初のズームレンズだけあって、ズーム機能を強烈にアピールしたデザインだ。
本レンズはF2.8通しの光学2倍標準ズームだ。こう記すとまるで現行レンズのようなスペックである。無論、元祖オールドズームなので、画質に過度の期待は禁物だ。シャープネスは甘く、周辺光量落ちが顕著で、何より歪曲収差が強烈だ。ワイド端で樽型歪曲収差が、テレ端で糸巻き型歪曲収差が発生し、絞ってもほぼ変化はない。建物を写し込んだ際のデフォルメ感は、ある意味において特筆に値するだろう。
外観と言い描写と言い、キワモノ色が強い本レンズだが、ズームレンズゆえに敬遠する人が多いのも事実だ。しかし、単焦点一本槍のオールドレンズファンにこそ、このズームレンズは試してもらいたい。大味な描写が功を奏し、かっこいい写真が量産できるのだ。単焦点派も食わず嫌いせず、元祖ズームレンズのズーマーを一度は試してほしい。
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